言葉の遅れや落ち着きのなさが心配、健診や園で専門機関に行くようにすすめられたけれど予約がとれないなど、お子さんの発達について不安を抱えている親御さんの声を聞いて、何かできることはないかと悶々としていました。私が25年ほど前に、宇都宮の県身体障害医療センター(現とちぎリハビリテーションセンター)に勤務していたころは、自閉症と診断されたお子さんへの療育も手探り状態でした。近年は、早期療育の大切さが指摘されそのためのプログラムが色々出てきています。専門家の先生から「早期に診断をつけることよりも、まずは、やれることをやる。そうすることで障がいと言えないことも多い」という言葉をお聞きし、身近なところでの発達相談・支援ができればと決心しました。現在の外来と並行してですので、場所も駐車場の一角に増設するしかなく試行錯誤のところもありますが、今よりも発達の心配に応えていけたらと思います。また、工事に際しご不便をおかけしますが、よろしくお願いいたします。