今回の写真は、今春高校生になった患者さんが「新しい外来ができたお祝いに」と自分で作って贈ってくれたものです。新しい友達もできないまま休校になり、余った時間で作成してくれました。うれしいかぎりです。
すべての学校が休校になってからもうすぐ3か月になります。分散登校も始まりますが、この間「ゲームばっかりで困る」と話す親御さんや、「学校が始まって感染が広まるのが心配」とおっしゃる親御さんもいます。今の状況は、絶対に正しいといえるものはなく、いわゆる「出口戦略」も「こちらのほうが多くの人にメリットがあるだろう」という考えに基づくものだと思います。
成長期の子どもたちにとって、巣ごもり生活はストレスもたまっていることでしょう。COVID19は他の風邪ウイルスよりも重症化する人が多いことは明らかですが、一方で子どもは軽症が多い(一部川崎病様症状もありますが)ことも報告されています。感染が終息することを祈りつつ、子どもたちには、学校で勉強や運動をし、友達とのやりとりを楽しんでほしいと願っています。